『プリズンホテル【1】夏』浅田次郎(集英社文庫)

〈あらすじ〉

極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。招待されたそのホテルはなんと任侠団体専用。人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ―。熱血ホテルマン、天才シェフ、心中志願の一家…不思議な宿につどう奇妙な人々がくりひろげる、笑いと涙のスペシャル・ツアーへようこそ。

(「BOOK」データベースより)


〈メモ〉

「決して後ろに退がれねえ。走っていなけりゃ倒れちまう。雨が降りゃ雨に向かって、風が吹きゃ風に向かって走り続けにゃならねえ。(中略)バイクってのァ、そういうもんだ」P.245

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