『最高品質の会議術』前田鎌利(ダイヤモンド社)

◎「課題」と「問題」

「課題」という用語を「問題」の意味で使っており、違和感。


◎定例会議で意識する3つのポイント

①遠慮はするな、謙虚であれ

②求められたことに回答する

③数字を正確に伝える


◎2つのブレスト会議

アイデア会議(初期段階)

・参加者に特定のテーマで自由にアイデアを出してもらう

・参加人数は7±2が原則(米認知心理学者ジョージ・ミラー提唱のマジカルナンバー)

・ブレスト会議では否定しない

・できるだけ他部署の人物を巻き込む

 ①会議前(テーマ連絡)

 ②アイデア出し10分

 ③グルーピング10分

 ④ディスカッション10分

 ⑤ネクストステップの連絡


Q&A会議(最終段階)

・参加者に提案内容を質問によって叩いてもらう

・「意見ではなく「質問」を求める

・「質問」「回答」を交互に行う

①連絡

・テーマと提案書ドラフトを送付

・「意思決定の場ではない」ことを伝える

・「意見ではなく質問を求めている」ことを伝える

②プレゼン3~5分

③Q&A10分

・1つずつ質問し、質問毎に担当者が回答

④各自コメント10分(参加者1人1分)

⑤終了

・ネクストステップを伝える


◎メンバーにかけてよい言葉、ダメな言葉

よい言葉

・ありがとう、すごいね、なるほど、さすが、がんばったな、次もよろしく、君にやってほしい、君に頼んで良かった、助かったよ、君のおかげでよくなったね、レスポンス早いね、頼りになるね、これは組織貢献したね、想像を上回っていた、他の部署や第三者から褒められた

ダメな言葉

「何が言いたいの?」「まだできていないの?」「よくわからない」「とりあえず、やっておいて」「あいつに任せればよかった」「そこまで時間がかかるの?」「意味わかる?」「こればっかりやってちゃダメでしょ」「そこまでしなくていいのに」「まさか?これだけ?」「僕は関係ないから(ハシゴを外す)」「費用対効果なし」「返信なし(無視)」


◎会議で質問する4つの観点

①それは事実か?

・提案内容の詳細を確認する。

②なぜ、そうなのか

・「結論」を支える「根拠」を確認する。

③論理的に正しいか?

・「課題→原因→解決策→効果」の論理展開を確認する。

④意思決定できるか?

・「財務的観点」「実現可能性」「企業理念との整合性」を確認する

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